ボーナス舞い込む。そしてダウの犬応用編

 まったくのところ、私の買い付け余力は常に貧困を極めていて、だからボーナス入金は新規購入の数少ない機会を提供してくれる恵みの雨となっている。

 な・に・を・か・お・う・か・な

 暴落が来るかもなんて気にしちゃいないが、防御力重視で銘柄のスイッチングもあまり行わない私は今さら新高値更新銘柄なんぞ積極的に追いかけたくはない。一方で、気が緩むとバイオ医薬品株(というか、ギリアド・サイエンシズ)に手を出してみたくなってしまう。少なくとも株式市場がバーゲンセールでない今、ここは自分を律することが重要な局面だ。そのため、今回はツマラナイ手法、「ダウの犬」投資法を応用してみることにした。

 ダウの犬とは、ダウ工業平均構成銘柄30種の中から配当利回りが高い銘柄を10種類選んで投資し、1年毎に銘柄入れ替えする方法だ。これだけで市場平均に打ち勝つパフォーマンスが得られると、いくつかのデータが語っている。
 この手法をそのまま適用すると、必然的に高配当常連の公益株や製薬株が組み入れられがちなのだが、ダウの犬の根本は、実は配当にはない(と私は考えている)。

 本質は、「ダウ平均に採用されるような株は超優良株なので、過去1年間、パフォーマンスが奮わなかったら、次の1年はきっとマシな値動きになるさ、ファイト!」というものだ。
 高配当を上から順に抽出するというのは、パフォーマンスが奮わなかった銘柄抽出の代替手段、のはず。

 で、こんな条件で銘柄を絞り込んでみることにした↓

・時価総額10兆円以上。
・過去1年のパフォーマンスが市場平均を大幅に下回っている。
・循環株でない。

 スクリーニングツールを使ったわけじゃないが、鉄道株、石油株、通信株、P&Gなどの一部消費財、IBMやグーグルなどの一部ハイテクあたりが浮かび上がる。
 うーん、石油株とIBMはもうお腹いっぱいかもしれない。他にも買いたくないセクターや企業がいくつかあるな…

 というようなお悩みごっこはさっさと切り上げて、今週中にずばっと適当に何かを買ってみようと思う。

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