マイ・ポートフォリオ(2016年6月末)


 今回から、預貯金を含む金額付きで開示することとした。私が正確にどのくらいのリスクを取って運用しているのかというのは、リスク資産以外も含めた表記としないと何も伝わらない気がしてきたからだ。

 さて、本年度の純投資リターンはご覧の通り冴えないものとなっており、S&P500指数(円建て)もアンダーパフォームしている。そのことに対するコメントというのは特にない。時価評価変動は自然現象のようなものだから、そこから無理に反省材料を引っ張り出してこようなんてのは愚の骨頂だ。

 ところで、今年のテーマは「何もしない」だったはずなのに、ポートフォリオの内容は16年3月末と比較しても大きく変わっている。

 全株売却 : Alphabet(GOOGL) Apple(AAPL) Domino's Pizza(DPZ) など
 部分売却 : Wells Fargo(WFC) ディーブイエックス(3079)
 買い増し : ワールドホールディングス(2429) Foot Locker(FL)
 新規購入 : Cigna(CI) Allergan(AGN) Silver Wheaton(SLW)

 貴金属相場とは距離を置くつもりだったのだが、ついSLWを買ってしまった。かつて私が銀ETFを持っていたころの上昇サイクルが確かに訪れているような気がする。だからそれに乗らない手はないという結論に達した。少額なので倍になったとしても知れているが。

 ワールドHDは買い増してから株価が上がり続けているが、素晴らしいのはまだまだ割安に見えることだ。このくらいの水準であればしばらく持ち続ける予定。

 この銘柄群の中で決算が一番楽しみでもあり、怖くもあるのはフットロッカー。既存店売上高が伸び続ける成長株でありながら、下げ続ける株価はついに予想PERを10倍という低水準にまで持ってきた。市場は明らかに何かを恐れている。例えばそれはアマゾンだったりするのかもしれない。私の楽観が正しいのか、市場の不安が正しいのか。業績開示はその答え合わせになってくれるはずだ。もちろん、私は勝利を確信などしていない。

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